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Happy & Enjoy Gardening !  Sow It Easy !  Try It Sowing !

播種と発芽のご案内

■ まずは種播きを楽しもう!
◆好みの植物を種から育てよう。
・どこのガーデンセンターに行っても同じ商品ばかりで、自分の育てたいお花が見つからない。
・そんな時には『種子=たね』を探してみませんか?

◆実生系と栄養繁殖系
・現在ガーデンセンターで販売されている植物は大きく分けて、『実生系=種から育てる』『栄養繁殖系=挿し木や取り木で増やす』に分けられます。
・その中でも、パンジーやナスターチュームなどの草花品種の多くは実生系のものです。
・実生系では『固定種』と雖も『交雑』は起こりえますので予めご了承下さい。播種しても全てが同じ形質や、ホームページに掲載された画像と同一になるわけでは有りませんので予めご了承下さい。

◆『種まきは難しくて』と言う方のほとんどが『種まき未経験者』でした
・難しいと思われている種まきは、実際やってみると意外と簡単です。
・植物には本来持っている強力な生命力があります。その力を活かしつつ、あなたの少しの愛情で立派な花や、見事な収穫をもたらしてくれます。

◆『種播き』は貴方が主役です。
・これまでガーデンセンターで、プランターと用土と苗を買って来て楽しんでいた時とは違って今度は貴方と植物の2人3脚です。
・ですが実際に動けるのは貴方一人ですから、主役は貴方です。

◆『種播き』は貴方を園芸のエキスパートにします。
・貴方が選んだ植物を立派に成長させるのには少しばかりの知識が必要です。
・『知識』と聞くと『勉強』とすぐに連想してしまい、なんとなくおっくうになりがちですが、心配ご無用です。
・巷の本屋には多くの園芸参考書や雑誌があふれていますし、今やインターネットを通して知りたい情報は何でも手にはいる時代です。
・それらを安直に利用して園芸のエキスパートになりませんか?
・難しい学術用語や、普段はどうやって発音したらいいのかさえも解らない園芸用語を使って、自分の知識をひけらかす園芸マニアにはならないで下さい。

◆思っていたものと違う花が咲いたら...
・ときにはカタログや袋に掲載されたものとは異なる形や色の花が咲いたり、丈が短くなったりすることがあるかも知れません。
・そんな時こそ、チャンスかも...!
・すぐに『思ってってたのと違う。写真と違う。』”と言って電話機をつかまずに、じっくり育ててみてはいかがでしょうか?

◆なぜなら…。そんな時こそ、新品種が世に出る最初の時なのです。
・世界中の種苗会社や園芸マニアはその時を今か今かと待ち望んでいるのです。

◆私たちにご連絡ください!
・もし明日、貴方の庭でいつもと違う花が見つかったら、その時こそ迷わず弊社までご連絡ください。
・弊社の親愛なるお客様である、貴方のお花が世界中の人々の庭で咲くことを弊社も夢見ています。

Why Sowing?...どうして種播き?

Merit of Sowing・種播きのメリット
1.  早期に播種できる。
2.  大量に繁殖させられる。
3.  多くの品種が栽培できる。
4.  安価な場合が多い。
5.  保存が簡単で場所を取らない。
6. 何年も保存できる。
7.  交配によって新品種ができる。
8.  試作ができる。
9.  健全な苗ができる。
10. 異なる気候にも順化できる。
11. 開花が早い。
12. 育てる喜び。
13. ひまな時間がつぶれる。
14. 早起きをして健康になる。
15. 人に見せびらかせられる。
16. 人から "すごいですね" と誉められる。
17. 当社が存続できる。

Demerit of Sowing・種播きのデメリット
1.  意外と資材費がかかる。
2.  こまめな管理が必要。
3.  開花までにかなりの年月を要する場合もある。
4.  入手が困難な品種もある。
5.  交雑が起ることもある。
6.  発芽率が低い場合もある。
7.  長期旅行ができない。
8.  仕事中も天気が気になる。
9.  家人がきちんと潅水してくれたか気になる。
10. 休日も植物の事ばかり考える。
11. 外出先は園芸店か、植物園だけになる。
12. 家事の手伝い(分担) がおろそかになる。
13. 汚れる。
14. 人と異なるものを欲しがるようになる。
15. 当社に文句を言いたくなる事がある。

■ Why not germinate?...なぜ発芽しないの?

発芽しない要因
1. Not fresh seeds. 種子そのものが新鮮でない。
2. Not good for storage. 保存方法が適切でなかった。
3. Not good time. 播種が適切でなかった。
4. Careless. 温度、湿度、潅水等の管理が不適切。
5. Dry out. 播種後に乾燥させてしまった。
6. Diseases & Pests. 立ち枯れ病等、病害虫が発生した。

発芽しないときでもこんな気持ちで。
★ 上記のいずれの場合以外でも、わずかな原因で発芽が起こらない場合があります。
★ 同じ品種でも、場所や時期によっても発芽が起こらなかったり、発芽率が低下したりする場合もあります。
★ 初めての品種は、何回かに分けて播種し、ご自分の環境や技能に相応しい方法をお試しください。
★ 当社の扱う種子は全てが海外で採種されたもので、植物そのものが日本の気候に順化するのに年月を要する場合もあります。
★ またお住まいの地域によっては発芽後の栽培そのものが不可能な場合もあるかも知れません。
★ しかしながら、そのような場合こそ諦めることなく気長にお試し頂いてはいかがでしょうか?
★ もしあなたの庭で発芽や栽培ができれば、あなたが日本で最初の栽培者になる可能性だってあるのです。

■ 播種と仮植のステップ
播種と発芽
Sowing Step-1. 播種−1
新しい容器に新しい播種用土を詰める。

播種と発芽
Sowing Step-2 播種−2
表面を軽くならして、用土を適度に湿らせる。

播種と発芽
Sowing Step-3 播種−3
播種する。(ばら播き/すじ播き/点播き等)

播種と発芽
Sowing Step-4  播種−4
覆土する。*写真では細かいバーミキュライトを使用していますが、種まき用土や培養土を細かいふるいにかけて使用してもOKです。

播種と発芽
Sowing Step-5 播種−5
用土を軽く押さえてラベルを付ける。発芽までは直射日光を避け湿度を保つ。潅水はポットの下から浸透させる。表土が乾いたら上から噴霧する。 好光性の品種は透明ポリ袋で、嫌光性の品種は黒のポリ袋で覆って湿度を保つと良い。袋の内部が高温にならないよう注意する。

播種と発芽
Pricking Out Step-1 仮植−1
新しいトレイやポットに新しい用土を詰める。

播種と発芽
Pricking Out Step-2 仮植−2
用土の表面を均一にならし、軽く押さえる。

播種と発芽
Pricking Out Step-3 仮植−3
根を傷めないように、細い棒などで軽く用土をほぐし、葉を持ち丁寧に1本ずつ取り出す。

播種と発芽
Pricking Out Step-4 仮植−4
予め用意した容器に混み合わないよう移植する。

播種と発芽
Pricking Out Step-5 仮植−5
*本葉が容器の表面を覆うようになったら、鉢上げの準備に。

播種と発芽
Potting Up Step-1 鉢上げ-1
*本葉4〜5枚で、根に付いた用土をなるべく崩さないように、1苗ずつ鉢上げ。

播種と発芽
Potting Up Step-2 鉢上げ-2
*ポットの中心に丁寧に植え付ける。

播種と発芽
Potting Up Step-3 鉢上げ-3
*苗の周りに用土を加える

播種と発芽
Potting Up Step-4 鉢上げ-4
*軽く押さえる。上部にウォータースペースは必ず空ける。

播種と発芽
Potting Up Step-5 鉢上げ-5
*潅水はたっぷりとする。定着するまでは、寒冷紗などで過度の高温や乾燥を避ける。

■ Elements of Germination...発芽のための要因

Water& Humidity・水と湿度
・水は種に浸透し発芽を誘発する物質として最も需要です。
・播種後は常に一定の割合で補給し、絶対に乾燥させないことが重要です。
・実際には外気と用土中の湿度を保つことを言います。
・播種後は底面より静かに吸水させ、種や覆土の流失を防ぎます。その後容器をガラス板や、ビニル袋などで覆い発芽まで湿度を一定に保ちます。
・但し常に容器内に水滴が垂れるような過湿は避けます。
・一度発芽が誘発された種子を乾燥させた場合、数時間で発芽能力を失います。
・また過度に水温が低い場合は、数時間室内で放置、または加温し使用します。
・一般に種子保存は乾燥により水分を減少させた状態で行います。
・ただし樹木の種子などある程度湿度が保たれた状態での保存が必要な場合もあります。

Soil・土
・種子が生育を行う場所として、文字通りシードベッドの役割を果たします。
・通気性、保水性、透水性、保温性等に、物理的、化学的に優れていることが望まれます。
・現在多くの園芸資材メーカーより専用に配合された播種用土が販売されており、概ね良好なようです(詳しくは製造元にお尋ねください)。
・それらを元に地域や時期により他の用土を加えて、植物に合った割合で使用します。
・いまだに各用土を配合し使用するように勧めている方や、書籍もあるようです、栽培する品種も時と共に変化しており、便利なものを有効に使うべきかも知れません。
・ただし高山性植物など特殊な配合を好む品種もありますのでお確かめの上ご使用ください。

Light & Darkness・光と暗さ
・植物の生育には欠かせませんが、発芽の際は、光が必要な場合(光好性) とそうでない場合(嫌光性) があります。
・光好性の場合、多くはカタログや袋に注意事項として記載されています。
・主な品種は、ペチュニア、プリムラ、ベゴニア、キンギョ草などです。
・好光性の場合でもごく薄く覆土し、また、噴霧器などで常に湿度を保つ必要があります。
・また日長の影響を受ける品種は、発芽後まもなく花芽分化が起こり、幼苗で出蕾することもあるので、人工的な照明を施し調整する必要がある場合もあります。

Air & Oxygen・空気&酸素
・植物が呼吸し、活動を行うための最も重要な物質です。
・地下部では根に対して酸素を補給し、水分や肥料分の保存場所の交換地としても機能します。
・地上部では直接酸素の供給を行います。
・多くの場合用土の構成によりその比率が左右されますが、少ないよりは多いほうが好まれます。
・ただし種子の大きさと比較して過度の空間ができる場合は種子への透水、与肥が阻害される場合もありますので注意が必要です。

Temperature・温度
・水と共に発芽を誘発する物質としてきわめて重要です。
・多くの植物では、発芽時には生育温度よりも、いくらか暖かめの気温と用土温度を必要とします。
・発芽後は温度を幾分下げて徒長を防ぎます。
・キンポウゲ、ケシ、スイートピー等の植物は、発芽の誘発要因として低温(5℃以下) が必要で、発芽の絶対的必要要因です。
・さらに一部の品種では、播種時は比較的高温に置き、その後-5℃〜+5℃程度の低温に置き、更に高温に戻すもの、又順次温度を上げていくものなど、さまざまな温度調整が必要な場合もあります。

Fertilizer・肥料
・通常、播種時に肥料分は必要ありません。
・また現在市販されている専用土には微量の肥料分が含まれるものが多いのですが、このような用土を使用する場合は、発芽後に栄養不足のために著しく葉色等が悪くならないかぎりは、仮植え、もしくは定植までは肥料を与える必要はありません。
・施肥する場合は、市販の液体肥料をごく薄めて使用します。(倍率については製造元にお尋ねください)

Pest & Disease・害虫と病気
・病害虫は、種子そのもの、用土中に生息した場合、もしくは飛来することで害を及ぼしますので、病害虫を防ぐにはなるべく新しい容器、用土そして種子を入手することが大切です。
・すべてが新鮮で新しい場合でも、万全を期さなければならない場合は、予防として播種時に殺菌剤などを潅水することをお勧めします。
・苗立ち枯れ病などが発生した場合、再度播種する手間と経費がかかりますので、生産を目的とする場合などは特に、これらの処置を最初に行ったほうが効果的かつ、経済的です。
・また、初期のうちに最小限の薬剤を使用するため、植物や環境への影響を最小限におさえることにもなります。
・病害虫に犯されたものは早めに取り除き焼却します。
・その際必ずピンセットなどを使用し、他の個体に感染することを防ぎます。
・発芽後は鳥などが飛来し害を及ぼすこともありますので、十分に注意します。

Container・容器
・容器は色々な形や大きさのものが市販されていますので、ご自分の栽培環境に合ったものをご使用ください。
・一般に小さな容器は乾きやすく、管理に注意が必要です。
・大きな物は発芽が揃わないこともあります。
・播種の場合は必ず底面からまんべんなく潅水、排水できるものが便利です。
・いずれの場合も新品を使用するか、十分に消毒した物を使用してください。
・播種方法は容器、耐寒性などによりいろいろな方法がありますが、品種が同じでも播種や場所により必ずしも同じ方法が良いとは限りません。いろいろ試して、ご自分に合った方法を見つけてください。

■ Principals of Sowing・播種時の原則。
1. 購入後、なるべく速やかに播種してください。
2. 必ず新しい播種用専用土を使用してください。
3. ポット、播種用トレイなどの容器は新品、または消毒した物を使用してください。
4. 必要に応じ、播種時にベンレート、オーソサイドなどの殺菌剤を潅水して病気を予防してください。
5. 覆土は最大、種子長辺の2倍までの深さが目安です。
6. 発芽までは容器にガラス板を載せるか、ビニル袋の中などで覆いをして湿度を保ちます。
7. 播種後は絶対に乾燥させないようにします。
8. 潅水は底面から静かに吸水させ、表面が乾く時は霧吹きを行います。
9. 初めての品種は何回かに分けて播種します。
10. 低温、高温期はなるべく避け、管理がし易い時期を選びます。
11. 発芽後は、良く日光に当て、少し温度を下げて徒長を防ぎます。
12. 摘まめるようになったら、順次ポット、花壇へ移植します。
13. 耐寒性がある場合でも、なるべく苗の間は霜などが当たらない様に充分注意します。
14. 栽培地は、できれば定植3カ月以上前に、堆肥、石灰(最低でも2週間前) 等を充分にすき込んで準備しておきます。
15. 種子の保存は、必ず密封して家庭用冷蔵庫(0〜5℃) などの冷暗所で。

■ Pre-Treatment・播種時の前処理について。
Cold Treatment 低温処理
・発芽の為に低温を必要とする(春化処理とは幾分異なる。) 品種は、通常冬の寒さが訪れる秋に播種すれば,自然に一定期間低温にさらされることになり、低温処理されますが、それ以外の時期に播種する場合や、適期以 外に種が届いた時は、以下のように強制的に冷温下に置き処理します。
・ただし、低温処理を行ったからといって必ず発芽する保証はありません。

1. まず、気温が12〜20℃程度の条件下で播種用トレイに播種して、湿度を保った状態で4〜6週発芽の様子を観察します。
2. 上記期間中に発芽が起こる場合もありますので観察を怠らずに、発芽した場合は順次植え替え(仮植)て行きます。
3. 上記の期間で発芽しなかった種子は容器ごと、家庭用冷蔵庫の冷蔵室(1〜4℃) に湿度を保った状態で6〜8週間冷蔵します。
4. 処理中に発芽が起こる場合もありますので観察を怠らずに、発芽した場合は順次植え替えて行きます。
5. この処理期間中(6〜8週間) には絶対乾燥することの無いようにし、後ほど冷蔵庫から取り出します。
6. その後ゆっくりとに温度を上げて(10〜15℃くらい迄)発芽を待ちます。
7. 冷蔵期間や温度上昇期間が充分でない場合は、発芽が誘発されませんの充分な期間を当てる様にします。
8. 発芽が起こらない場合は、再度このサイクルを繰り返します。
9. 又異品種混合の場合(ワイルドフラワーや色別ミックス種子など) は、まずピートモスを加えて見かけの容量を増量し、水分を与えてビニル袋に入れて処理します。

Scarification&Chipping 傷を着ける。
・多くのマメ科植物、アオイ科、カンナ科、フロウソウ科、アカザ科、ヒルガオ科、ナス科の品種などの大きな種子、硬く、厚い種皮持つ品種は浸透性が低い為、ナイフ等で傷をつけるか、紙ヤスリの上でこするかして,水分が浸透しやすいようにしてから播種します。

Water & Hot Treatment 水に浸す・温湯に漬ける。
・上記の処理後、更に水や温湯に数時間から数日浸してから播種するとさらに発芽率が高まります。
・ただし、あまりに長時間水没させて窒息させないようにします。

Double Dormacy 二重休眠について。
・いくつかの品種は、播種後、一定期間の低温期と高温期の交互の組み合わせによる温度処理が必要となります。
・ユリ、ピオニア(ボタン/シャクヤク) 、ダフネ(沈丁花) などは高温期(20〜27℃) に根が発達し、次の低温期(1〜2℃) に植物自体が発達し発芽となって現れます。
・品種により要求温度、期間が異なります。
・詳しくはカタログや袋に掲載された方法を参照してください。

■ Types of Plants Life...植物のタイプについて。
1年草・Annual
・播種、発芽から開花結実するまでの期間が、概ね1年間で完結する品種。

2年草・Biennial
・播種した年には成長だけが進み、開花は翌年となる品種。

多年草・Perennial
・開花結実後も植物本体がそのままの状態、もしくは地上部のみが枯れて、地下部のみがそのまま残り越年し、翌年以降も数年に渡って開花する品種。
・日本ではこれまで「宿根草」と言う呼び名が、主に使用されて来ましたが、最近では「多年草」と言う分類の仕方が多いようです。

その他は「樹木=Tree」
「樹木=Tree」
「灌木=Shurb」
「球根=Bulb」
「ラン=Orchid」などの分類があります。

■ Hardness..植物の耐寒性について
耐寒性品種・Hardy
・植物の地上部が霜などの低温の環境に置かれた場合でも、枯死せずに成長するか、休眠状態を保ち、いずれ温度の上昇と共に再成長を開始し開花にいたるものをこう呼んででいます。
・これらの品種は日本では、秋や冬にも播種することが可能です。

半耐寒性品種=Half Hardy
・一方、5℃以下の低温に一定期間おかれた場合、何らかのダメージを受ける植物をこう呼んでいます。
・これらは通常、春から夏の期間に適温まで温度が上昇してから播種するか、室内もしくは人工的な温度を与えてまだ寒さが残る時期に播種し、遅霜の心配が無くなるまでに十分に生育させてから戸外に出します。

熱帯植物・温室または室内性植物 =Tropicals, Indoors
・原産地が温帯以上の高温な地域で、栽培の期間中に保温、または加温が必要となる植物をこう呼んでいます。
・これらの品種は夏期の一定温度がある時期か、人工的な高温下で播種、生育させます。

・現在の園芸界では、どこの地域でも耐寒性と、開花結実までのサイクルでの区分を併せて区分する事が多いようです。
・例えば 耐寒性1年草、もしくは半耐寒性温室植物と言った具合です。


■ Topics・トピックス>
・RHS・英国王立園芸協会では、以下のような耐寒性についての区分を行っており、取扱い種子の多くが英国産である弊社でも、概ねそれに従っています。
・但し植物やお住まいの地域、環境によってはかならずしも適応できるわけではありません。
・日当たりや風向きが異なるだけでも栽培には影響します。

Frost tender・霜半耐寒性
・5℃以下で冷害を受ける。日本では半耐寒性として扱う。

Half hardy・半耐寒性
・0℃まで耐える。日本では氷結しない気温が目安。

Frost hardy・霜耐寒性
・5℃まで耐える。日本では氷結までが気温の目安。

Fully hardy・完全耐寒性
・マイナス15℃まで耐える。日本では厳寒地以外の殆どの地域で耐える。

*日本での『半』 は耐寒性が半ばあるのではなく、無いこと「無、または不可」を表している事が多い。「反耐寒性」がより適切なのかも知れません。

■ 植物のタイプによる播種区分
耐寒性一年草・Hardy Annuals
・寒冷地以外では秋播き可能、春の早い時期にも可能。弊社ではパンジー類の夏播きは推奨していません。

半耐寒性一年草・Half-hardy Annuals
・春の中頃から終わり頃。 室内で早春から。ホクシア、ペチュニア、インパチェンスなどその年に開花させるためにはある程度高温の生育期間が必要な品種。

二年草・Biennials
・初夏もしくは秋播きとして、冬までにある程度生育させ、翌春に開花する。

多年草・高山植物・Perennials & Alpines
・原産地に拠るが、温帯から高緯度の場合は秋播きなど気温が低下した方が発芽後の管理がし易い。採り播きをし、新鮮で自然に近い状態を再現させる。

室内植物・Indoor Plants
・温度と光量を調整できれば通年で可能。
・日長により発芽後まもなく花芽分化が起こる品種もある。

野菜・Vegetables
・播種もしくは、植付け時期を遅霜と早霜から逆算して植え付ける。品種により収穫から逆算する。

■ Containers of Sowing...播き方、容器による区分と特徴
Direct Sowing・直播きの特徴
1. 発芽率が良く、比較的大型な種子に向く。
2. 時期さえ間違えなければ、播種後1~2週間程度で発芽する品種に向く。
3. 広い面積に播種できる。
4. 移植を嫌う植物(直根性、マメ科など) も播種できる。
5. 潅水の手間が楽。
6. 天候の影響を受け易い。

Tray Sowing・トレイ播きの特徴
1. 潅水が楽。
2. 底面潅水できる。
3. 温度、湿度、光量等の管理が楽。
4. 発芽、病気等を見逃さないなど観察が楽。
5. 場所が移動できる。
6. 寒冷期でも早く播種できる。
7. 資材費がかかる。
8. 密閉した場合に過湿になり易い。
9. 天候の影響を避けることができる。

Pot Sowing・ポット播きの特徴
1. 移植が楽。移植を嫌う物をある程度の大きさまで育成できる。
2. 潅水が楽。
3. 底面潅水できる。
4.  温度、湿度、光量等の管理が楽。
5. 発芽、病気等を見逃さないなど観察が楽。
6. 場所が移動できる
7. 資材費がかかる。
8. 天候の影響を避けることができる。

■ How to Sowing...播き方による区分と特徴
Scatter Sowing・ばら播きの特徴
1. 比較的安価で細かい種子に向く。
2. 広い範囲に播く時。
3. 発芽後の大きさが事前に分かっており、発芽後混み合わない品種。
4. 覆土が薄くても良い品種、もしくは必要ない品種。
5. 直播き、トレイ播き、ポット播きに使用。

Row Sowing・すじ播きの特徴
1. 野菜など予め間隔が決まっている場合。
2. 細かい種子。
3. 発芽後、移植や間引きなどの作業がしやすい。
4. 同じ容器に複数の品種が播種できる。(ラベルは必要。)
5. 直播き、トレイ播きに使用

Spot Sowing・点播き(小さな穴を掘り、同じ場所に2〜5、6粒を播種すること。)の特徴
1. 比較的大型で扱いやすい。
2. 通常後で間引く為、比較的安価な品種。
3. 発芽率は比較的高い品種が向く。
4. 発芽後、その場所で間引きを行い、最終栽培場所が同じ場合。
5. 直播き、トレイ播き、ポット播きに使用。

■ Seasons of Sowing...播き時期による区分と特徴。
Early - Middle Spring・早〜中春播き
1. 比較的、春の開花期間が長く耐寒性がある品種を戸外に播種する。
2. 耐寒性の乏しい品種を室内で温度、湿度等を管理できる状態で播種する。
3. 野菜等を植え付け時期まで十分に培養させておく為に加温または無加温のハウスやコールドフレームに播種する。
4. 播種できる主な種類。一年草、二年草、多年草、ハーブ(霜よけをして) 、潅木、ツル性植物、野菜、グラス、コニファー、樹木、球根。

Late Spring Sowing・晩春播き
1. 耐寒性の無い1年草。
2. 遅霜の心配が無い。
3. 発芽温度が中温〜高温の品種を播種する。高温期に向かって自然に発芽するもの。
4. 耐暑性がある秋に開花する品種。
5. 播種できる主な種類:一年草、二年草、多年草、ハーブ(霜よけをして) 、潅木、ツル性植物、野菜、グラス、コニファー、樹木、球根。

Summer Sowing・夏播き
1. 二年草を播種し、越冬をする秋までに株をある程度育て翌春に開花できるようにする。
2. ただし真夏の高温期は避ける。(最近パンジー、ヴィオラなどを8月の暑い時期に播くのが一般にも流行っているが、営利栽培者で無い限り、この時期にまく必要はない)
3. 播種できる主な種類:一年草、二年草、野菜、採り播き品種。

Autumn Sowing・秋播き
1. 耐寒性の・多年草などを播種する。
2. 又低温〜中温の向きの品種。
3. 発芽に比較的時間がかかり、春化処理のために低温期を必要とする品種を、戸外で自然に外気に当てるために播種する。
4. 播種できる主な種類。耐寒性1・2年草、グラス、耐寒性多年草、樹木、越冬野菜、採り播き品種。

Winter Sowing・冬播き
1. 基本的に真冬に播種は行わないが、コールドフレーム、温室または室内で必要栽培期間が長い物だけを播く。
2. もう少し待って早春に播くほうが良い。

Ripen Sowing・採り播き
1. 山野草などでよく行われる最も自然状況に近い形の播種方法。
2. 樹上で十分に熟すか、採種してから長くても2週間以内の種子を播種する。
3. 用土はなるべく栽培地、自生地に近い割合で調整する。

■ Positions...場所による区分と特徴。
Out door・戸外
1. 温度調整をしなくても良い時期に播種する。
2. 広い範囲に播種する場合。
3. 日当たりを好む品種。

Cold Frame&Polyfilm・コールドフレーム&ビニルハウス
1. 低温春化の為の低温期を必要とする場合。
2. 発芽後のに日照の確保と温度の過度の上昇防止。適温湿の維持。
3. 無加温のビニルハウスやトンネル栽培。
4. コールドフレームは日本ではあまり見かけませんが、非常に便利なガーデンツールです。園芸の幅がぐんと広がります。

Indoor&Greenhouse・室内&温室
1. 耐寒性のあるものでも、寒さが非常に厳しい場合はひとまず室内で播種し、日光、湿度を管理し気温が上昇するまで育成します。
2. 夏期が比較的短い場所では、春の早い時期に室内で播種し、開花適温までに十分な大きさに育てておくことができます。
3. 熱帯または室内植物は温度、光を人工的に調節できれば一年中播種、育成できます。

■ Temperatures of Sowing...温度による区分と特徴。
Low Temperature 低温(0℃〜12℃)
1. 比較的低い温度で播種する品種。
2. 春化の為低温を必要とする品種。
3. 耐寒性多年草。

Middle Temperature・中温(13℃〜18℃)
・日本では春分少し前、秋分少し後の時期であまり温度に左右されない品種。

High Temperature高温(19℃〜30℃
1. 半耐寒性1・2年草や熱帯原産の品種。
2. 半耐寒性多年草。

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